三連休最終日11:15頃着。既に待ちリストには10組以上。私が記名してからもどんどん増える。来るまで結構面倒だったのに。駐車場が広めなのが助かる。
外に漂う匂いはさながらあさ利のようだ。以前東京にある「たた味」というお店に行ったが、あそこは誇るべき我青森の「あさ利」で提供するネギラーメンに、ラーメン二郎、そしてアリランラーメンを掛け合わせたラーメンだった。あさ利もラーメン二郎だけで出来上がったこの身体が、ついにアリランラーメンと対峙する。
今まさに全てのピースが揃ったのだ。
外にはニンニクとスパイスの香りが漂う。ニンニクが強いことを除けばあさ利の待機列にいる気分だ。あさ利では辛味が強すぎて、空気を吸っただけでむせる。食べた時ももちろんむせる。
記名から1時間ほどで呼ばれた。
入店後、しばらくして着丼。
うーーーーーん
勝手にあさ利を待っていたせいで、味がしない。しないわけではないが、見た目のわりにかなり薄い。健康的だ。
チャーシューはしっかり味がついており美味しい。大きめの玉ねぎが嬉しい。麺も太めで美味しい。
でも、スープの味がかなり薄い。油と玉ねぎの味しかしない。
あさ利はもっと辛くて(辛さは0から申告制だが)、甘く、味が濃い。そんなラーメンが世界一だと考える私にとっては、アリランラーメンはあまりにも味が薄かった。
いなり寿司や赤飯ですら甘いのが当たり前な青森津軽地方出身者なので、ラーメンに砂糖を入れたくなってしまいました。
今日は特段味が薄い日だったのかもしれない。だとしても、あそこまで人が来る理由が分からなかった。
ただ、千葉の三大ラーメンのうちの一つを食べたという実績解除は大きい。
まだ食べたことがない人は食べた方が良いでしょう。あの山の澄んだ空気の中、大勢で入店を待つという体験はなかなかできないだろうから。
そして、もし味が物足りないなと思った方はぜひ青森に来て「あさ利」を食べてみてください。
もう店の継続には興味がない店主さんがそれでもめちゃくちゃ美味しく炒めるシャキトロのネギと、ゴロゴロ多すぎて何個食べてもずっとあるチャーシュー。真っ黄色の中華麺。辛いのが苦手な方も、辛いもの自慢のイキリ少年にも対応できる、あさ利に行きたくなった。
そもそもアリランラーメンはあさ利を目指していないのにも関わらず比べてしまい申し訳ない。ただ、比較したくなるくらいラーメンの構成が私の中のトップクラスに近い存在になりそうだった。残念なり。